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民法債務不履行・解除難易度:応用2021年

受領遅滞(債権者遅滞)に関する次の記述のうち、正しいのはどれか。

ア受領遅滞が生じると、債務者は履行義務を免れる
イ受領遅滞が生じると、債務者の注意義務が軽減(善管注意義務から自己物と同一の注意義務へ)される✓ 正解
ウ受領遅滞が生じると、履行費用の増加分は債権者の負担となり、債務者は損害賠償請求できる
エ受領遅滞が生じても、債権者への利息・損害金の支払義務は継続する

解説

お金を借りた人が返そうとしているのに、貸した人が受け取らない場合を「受領遅滞」と言います。この場合、借りた人の責任が軽くなり、保管費用が増えたり物が壊れたりしても、貸した人がその負担をすることになります。ただし、借りた人は返済の義務がなくなるわけではなく、引き続き返そうとし続ける必要がありますが、その間の利息は払わなくてよくなります。

✕ ア受領遅滞が生じても債務者は履行義務を免れないので誤り
○ イ受領遅滞が生じると債務者の注意義務が善管注意義務から自己物同一の注意義務へ軽減されるので正しい
✕ ウ履行費用増加分は債権者の負担だが債務者から損害賠償請求は原則できないので誤り
✕ エ受領遅滞が生じると利息の発生は止まるので利息支払義務継続は誤り

⚠ 引っかけポイント

受領遅滞:注意義務軽減・費用増加は債権者負担。履行義務は消えない

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