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民法時効難易度:難問2023年

Aが土地を占有し始めて5年後にBが相続した。BはAの占有を引き継いで(占有の承継)さらに5年経過した場合、Bは取得時効を主張できるか(Bは悪意)。

アBは占有を始めた時点から5年しか経過していないので、取得時効を主張できない
イBはAの5年の占有期間を合算でき、合計10年の占有として取得時効を主張できるが、善意無過失の10年ではなく悪意の20年が必要
ウBはAの占有を承継し、合計10年の善意無過失の占有(Aが善意無過失なら)として取得時効を主張できる✓ 正解
エ占有の承継は認められないので、Bはゼロから占有期間を計算しなければならない

解説

ある物を使い続けていた人から、その物を引き継いで使い始めた人は、前の人が使っていた期間を自分の期間に加えるかどうかを選べます。例えば、Aさんが「自分の物だ」と信じて5年間使った後、Bさんが引き継いで5年間使えば、合計10年となり、Bさんは10年で所有権を得る時効を主張できます。もしBさんが「これは自分の物じゃない」と知って使っていたとしても、Aさんの「自分の物だ」と信じていた期間を引き継げば、10年で時効を主張できます。

✕ アBはAの5年を合算できるので5年しか経過していないとするのは誤り
✕ イBはAの善意無過失を引き継げるので悪意で20年必要とするのは誤り
○ ウBはAの善意無過失の占有を承継し合計10年で時効を主張できるので正しい
✕ エ占有の承継は認められゼロからは計算しないので誤り

⚠ 引っかけポイント

占有承継:前主の善意無過失を引き継げる(判例)。合算で時効可

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