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民法時効難易度:難問2021年

Aが土地をBから時効取得しようとしている。Bが死亡してCが相続した後、CがAに対して所有権移転登記を請求した場合、AはCに対して取得時効を援用できるか。

アCは相続で取得した所有者なので、Aは時効援用できない
イAはCに対して取得時効を援用でき、登記なしでCに対抗できる
ウAは取得時効を援用できるが、登記を備えていなければCに対抗できない
エ時効完成後の相続人Cは第三者でないので、Aは登記なしでCに対抗できる✓ 正解

解説

長い間、自分のものとして使っていたら所有権が手に入る「取得時効」が成立した後で、その物を相続した人は、時効が成立する前の権利関係をそのまま引き継ぐことになります。そのため、登記がなくても権利を主張できる「第三者」には含まれません。だから、時効で物を手に入れた人は、登記がなくても相続人に対して「これは私の物だ」と主張できます。

✕ ア時効完成後の相続人に対しても時効援用は可能なので誤り
✕ イ登記なしに対抗できるが選択肢3と4が正確な説明なので不完全として誤り
✕ ウ登記なしにCに対抗できるが選択肢が不正確なので誤り
○ エ時効完成後の相続人Cは第三者でないのでAは登記なしでCに対抗できるので正しい

⚠ 引っかけポイント

相続人は177条の「第三者」に当たらない。登記なしで対抗可

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