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民法代理難易度:応用2022年

無権代理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

ア無権代理人が行った契約は、本人が追認しても有効とならない
イ本人が追認を拒絶するまで、相手方は無権代理人に対して履行を請求することができない
ウ本人が追認を拒絶した場合、無権代理人は相手方に対して履行または損害賠償の責任を負う✓ 正解
エ無権代理人が行った契約を本人が追認した場合、追認の時点から効力が生じる

解説

もし代理権がない人が勝手に契約をして、本人がそれを「有効にしない」と決めた場合、その代理権がない人は、相手がそのことを知らず、かつ知るべきでもなかった場合に限り、契約通りに実行するか、損害を賠償する責任を負います(参考:民法117条)。本人が後から契約を「有効にする」(追認)と、その契約は最初から有効だったことになります。契約の相手は、本人に「どうするか」と尋ねる権利(催告権)や、契約を取り消す権利(取消権)を持っていますが、取り消す権利は相手が代理権がないことを知らなかった場合に限られます。

✕ ア本人が追認すれば有効となるので誤り
✕ イ本人が追認拒絶前でも相手方は無権代理人に催告できるので誤り
○ ウ本人が追認拒絶した場合に無権代理人は責任を負うので正しい
✕ エ追認の効果は行為時に遡るので追認時からではなく誤り

⚠ 引っかけポイント

追認の効果は「行為時に遡る」(追認時からではない)

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